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  • 雪舟えまさんと『タラチネ・ドリーム・マイン』のお話
    みつる (06/14)

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『外大短歌』7号が出ます

お久しぶりです。
PCから更新ができず、たいへん意欲を削がれています。
こういうとき、自分はスマホネイティブではないんだなあと実感します。
だってフリック入力だと、誤字がとても増えるんだもの……。

さて、11/23(水・祝)の文学フリマ東京で、
外大短歌会が機関誌『外大短歌』7号を初頒布します!(ブース:ウ-40)
黒井いづみも連作10首「コメット」を寄稿しております。
仕事のため文フリにも、同日開催のガルマンカフェにも参加できず、
毎日歯ぎしりしているわたし、作品だけは頑張りました。
お手にとっていただければ幸いです。



劣等感の使い方

うつくしくなくてもずっとここにいて好きな服だけ着て生きてやる
(黒井いづみ)

『なんたる星 短歌やめてませんでした号』で、
恋をしているさんに言及された一首。
以下引用します。
「この歌は僕が今まで見てきた中でも特に「ブスな歌」って感じがしてめちゃくちゃいいなって思っちゃったんですよね
このブスの厚かましさといったらないですよ!!そしてこれを短歌やめる日に思い出すってのがまた「私はブスだけど、めんどいからブスを辞める気はないし、お前らが何といおうと生き続けしまいには、何かいろんな意味で殺す」というメッセージみたいなものを感じ取ってかなり笑ってしまったので」
※注:この短歌は『なんたる星』の
「短歌をやめる日、思い出しそうな一首」
を募集する企画に提出したもの

自分の短歌の説明をするのってかっこよくないですけど、
どんなふうにこの短歌ができたかについて書きますね。
今でこそ服も化粧品もアクセサリーも大好きだけど、
昔は全然好きじゃなかった。
厳密に言うと、見るのは好きだけど、
買ったり着たりという気にならなかった。
だって似合わないんだもん。
服だけ見たらかわいくても、
身につけた瞬間にあーだめだって思う。
たとえ似合う服があっても、
わたしより綺麗なひとが
同じ服を着たほうが綺麗に見えるに決まっている。
服も、着ている人間も。
じゃあもうどうしようもないじゃん、
という考えが長いこと染みついていました。
それがだんだん「褒めてくれるひとがいるから着てみよう」
「褒めてくれなくてもなんだか楽しい気がする」
「褒められなくても自分が楽しいものを着たほうが勝ちだ」
となった結果、あの短歌が立ち上がってきたわけです。

恋をしているさんの評を読んでめちゃくちゃ笑った。
「お前らが何といおうと生き続けしまいには、
何かいろんな意味で殺す」!!
最高。いつか言ってみたい。
でもこの短歌ができたときにわたしが考えていたことって、
結局そういうことだろうなと思った。
誰が何と言おうと自分が好きな服を着ていたいし
好きなことをしていたい。
ちゃんと伝わってる、よかったよかった!!
でも同時に絶望もした。
「自分は綺麗じゃないから綺麗な服を着てはいけない」
という呪いにかかっていたことに気がついてから、
少しずつ少しずつ解いてきたつもり。
実際あの短歌ができたときは
ものすごく解放された気持ちになったけど、
評を読んだとき、「自分は綺麗じゃない」っていう呪いの
根本部分は全然解けてないんだ!!
と思ってがーんとなった。
世の中の多くの人たちはそんなこと気にせず
好きな服を着ているように見えるのに、
自分はこんな呪いをいつまでも引きずっているように思えるの、
なんかすごく嫌……と思ってまた落ち込む。

スピッツの最新アルバム『醒めない』に収録されている
「ブチ」という曲がとても好き。
最初はぴんと来なかったけど、
聞いているうちにどんどん言葉が立ち上がってきた。
特に好きなのは
「しょってきた劣等感 その使い方間違えんな」というところ。
すとんと腑に落ちるものがあった。
そうかー、劣等感は劣等感でよくて、
使い方を間違えなければいいのか、という。
ということは、わたしの呪いにも使い方があるのか?
前向きな使い方?
何を前向きと呼ぶべきか分からないけれど。
とりあえず、これからも好きな服を着て、
好きな本と音楽と舞台をたくさん摂取して生きていきます。
という決意表明がしたい気分だった。


いつかスピッツにカバーしてほしい曲10選

スピッツのライブがいよいよ近づいてきて落ち着かないので、以前ツイッターでつぶやいた #スピッツにカバーしてほしい曲10選 をちゃんと書いてみようと思い立ちました。

1. 嵐「言葉より大切なもの」
二宮和也さん主演ドラマの主題歌だったこれは、草野マサムネの声で聞きたいと数年前からずーっと言い続けているやつ。
絶対素晴らしいに決まってる。
2009年の嵐のコンサートで二宮さんがソロバージョンを披露していて、スピッツにカバーしてもらうならそっちかな、だって原曲は櫻井翔さんによるラップがあるからな、と思っていたのですが、考えてみたらスピッツの曲でもラップっぽい部分がなくはないし、マサムネがたどたどしくラップしてたらそれはそれでかわいいし、我らが三輪テツヤが低音でばっちり決めてくれる可能性もある。
ということで一刻も早くカバーしてください。
妄想しすぎて脳内再生余裕なレベルまできちゃったから。

2. 嵐「素晴らしき世界」
嵐の2004〜2005年くらいのアルバムに収録されている曲。
あまりメジャーじゃないけどめちゃくちゃいい曲で、かつマサムネの声にぴったりだと思うんですよ……「ありがとう素晴らしき世界」って歌われてみろ、絶対に泣く。
アコースティックっぽい音だけど、スピッツの曲には意外とない感じだと思うのでぜひ聞いてみたい。
そしてこの曲もラップがある! 英語詞もある!
英語を歌う草野マサムネというのもあんまりないと思うのでぜひ……。

3. 嵐「夏の名前」
またまた嵐。別に嵐しばりで考えたわけじゃないのにな……。
これも2003〜2004年くらいのアルバム曲。
透明感があってどこか切ないメロディを
まだ大人になりきってない嵐メンバーが歌っているのが最高に最高なんですが、
永遠の少年こと草野マサムネが歌うのを聞いてみたい。
そしてこの曲にもわりと長めのラップがあることにたった今気がついてしまった。なんとかしてください。

4. 乃木坂46「シークレットグラフィティー」
別にアイドル曲しばりで考えたわけでもないのにどうしてこうなった。
でもこの曲、めっちゃかわいいんです……。ちょっとレトロ? アコースティック? な軽めの音も好き。
男の子目線の歌詞を女性アイドルが歌っている曲なので、男性バンドであるスピッツがカバーしても成立すると思う。
あとスピッツには「僕の天使マリ」という
曲があって、音の雰囲気がよく似ているので合いそうだなって。
どうでもいいけど「僕の天使マリ」って
タイトルからして軽い狂気をはらんでいると思いませんか。マサムネ以外歌ったらだめな曲だと思う(偏見)。
これが成立するんだから「シークレットグラフィティー」もありだよ。いけるよ。

5. NMB48「僕らのユリイカ」
本家であるNMBのコンサートでもメンバーによるバンド演奏で披露されていて、
バンドの音と相性がよいのではと思う曲。
あとは歌詞だな、これも男子目線とおぼしき曲ですが、なんならBL読みしても萌える歌詞でして、「そういう目で君を見ない」って草野マサムネに言ってほしさ……。
あ、なぜかまたアイドルの曲を選んでいる。

6. AKB48「Baby! Baby! Baby!」
そしてまだ続くアイドル推し。
この曲はAKBメンバーが登場する恋愛ゲームの主題歌?だったらしく、ちゃんと音源化もされてないよう。
原曲は原曲で好きなんだけど、SoundCloudでこの曲をアコースティックアレンジしてる人がいて、
それがめちゃくちゃ素敵でな……。マサムネさんにもアコギで歌ってほしい。

7. 東京事変「透明人間」
アイドルじゃない曲がやっと出てきた……。
この曲をスピッツがアレンジしたらどうなるだろう、というわくわく感で選んだ1曲。
原曲はイントロのベースがとても印象的なんですが、東京事変の最後のライブではそのイントロが大きくアレンジされて泣かせるというか、きらきらしてるというか、
とにかくすごくエモい(最近覚えた言葉、使いたかった)感じになっていたのですよ……スピッツでもやっぱりきらきらになるのかな……。

8. 荒井由実「ひこうき雲」
9. 中島みゆき「時代」
絶対間違いないだろう! という気持ちで選んだ2曲。
だいぶはしょったように見えるけど違うんです、説明すべきことが見つからないんです、だって絶対に素晴らしいに決まってるから!!
高音とロングトーンで聞かせてほしい。
そういえばスピッツは荒井由実「14番目の月」、マサムネさん個人では平井堅さんと
中島みゆきの「わかれうた」をカバーしていて、どちらもたいへん素敵です。

10. TOKIO「宙船」
最後の最後でまたアイドル。TOKIOはアイドル。
スピッツはパブリックイメージに反して(?)かっこいい、ロックな曲もたくさん歌っているので、そんなイメージで歌ってほしいなと。
この曲を不思議とマサムネさんの声で
脳内再生しやすいのも、選んだ理由のひとつです。似合いそう。

アイドルの曲ばかりになってしまったのは
わたしが最近アイドルの曲ばかり聞いているからか、それともわたしのイメージするマサムネの声がアイドル曲と相性がいいのか……。


死ぬほどハッピーになるミュージカル『キンキーブーツ』を観てきた

8/14(日)13:00~@オリックス劇場


なぜか写真が横向きになる。

ともあれ、『キンキーブーツ』観てきた!
めちゃくちゃ楽しみで期待していて、
実際観たら予想の何倍も楽しくて
ハッピーになれるミュージカルだった……
あまりにも楽しかったので
誰彼構わず薦めまくるヤクザと化しつつあります
(2次元ものだとキンプリヤクザとか言うけど
まじでそんな感じ……)。

まず観たい! と思ったきっかけは
「三浦春馬が10cmオーバーのピンヒールを履いて
ガンガン歌ってガンガン踊る」
ということです。
前に他の舞台の記事でも書いたかな、
歌って踊る三浦春馬さんってちょーかっこいいんですよ!!
何度か映像を見て、いつか絶対生で見たい……
と思っていたらこの『キンキーブーツ』ですよ。
日程的に難しいかな〜と思って
一時は諦めていたのだけど、
ツイッターで知り合いのおねえさんが
猛烈にプッシュしていたので、
やっぱり行ってみよう!! となった。
あとこれ、この稽古場映像
はいかっこいい。最高。
こんなもん見たらそりゃ行くわい。

いやー大正解だった……。
歌って踊る三浦春馬って大正義。
最高にかっこよくてうつくしい。
男物を着ているときはすらっと細身に見えるのに
ドラァグクイーン(女装パフォーマーのこと)
(どうでもいいけどクイーンって語感が最高じゃないですか)
のドレスを着た途端にめちゃめちゃ強くたくましく見える。
それが春馬くん演じるローラの台詞と
偶然かもしれないけどリンクしてて、よい……。
ぎらぎらしててちょっと(ちょっと?)エキセントリックで、
忘れられないほど魅力的なドラァグクイーンだった。
ダンスが上手いのは知ってはいたんだけど、
ひとつひとつの動きがめちゃくちゃしなやかで、
かつすごく女性っぽい、男の人の柔軟性とは何かが違う感じ。
W主演してる小池徹平さんがおっ、て思っちゃうって言ってたの、分かる。
終演後に主演ふたりでご挨拶に出てきてくれたんだけど、
さらっと徹平くんと腕組んでるんですよ春馬ってば!!
あざとい!! さすがローラあざとい!!

観る前も観た後もさんざん、
三浦春馬がやばい!! 三浦春馬が!!
ばっかり言ってるし実際そう思っているけど、
小池徹平さんもとってもよかった……。
かわいくて(ヒールの分もあるけど、春馬さんとのサイズ感の差!)
歌声もなんだろう、かわいい、優しい……。
優柔不断に見えてもちゃんと情熱があって
優しくてひたむきで、
とにかく好感を持てる、感情移入できるキャラクター。
春馬くんは舞台に出てきた瞬間からパワーがあって
どうしても目が吸い寄せられちゃうけど、
徹平くん演じるチャーリーが魅力的だから
ちゃんと物語についていけるというか。
ローラが巻き起こす台風に、
チャーリーと一緒に巻き込まれて
わくわくしたりどきどきしたりできるんだなと思いました。
あとソニンちゃんのかわいさ!! 
めちゃくちゃチャーミングなコメディエンヌ!!
あんまり言うとネタバレになっちゃうけど、
彼女のソロ曲、ほんとーにかわいくて好きです……。
あ、これは公演プログラムに載ってるんですが、
「あなたの心に響く見どころポイントや
意気込みを教えてください!」
という質問に対する彼女の答えが最高に的確です。パーフェクト。

全曲シンディ・ローパー作曲の音楽も、
当然と言えば当然だけど素晴らしかった。
日本語版の歌詞もテンション上がる感じで大好き。
英語と日本語がごっちゃになってると
それだけでかっこよく聞こえるのなんでじゃろ……。
公演を観てからしばらく経つのに、
ずーっと頭の中でぐるぐる音楽が回っている。
公開ゲネプロの映像とか稽古場映像とか
何回も何回も見てしまうよ……
あーDVDとかCDとか早く出してください!!

三浦春馬さん演じるローラはドラァグクイーン、
すなわち女装パフォーマーということで、
マイノリティを扱う作品でもあるのですが、
いわゆるマイノリティの苦しみだけじゃなく、
親の期待に応えられないとか、
いろんな人が抱えうるいろんな呪いみたいなものも
散りばめられている。
(そういえば「さまざまな男性のためのさまざまな靴」って台詞が!)
その呪いを100%浄化するんじゃなくて、
呪いごと生きていっていいんだよ、
幸せになれるんだよ、
って伝えてくれるパワーがこの作品にはあるんだ。
しかも押しつけがましくなく、ご都合主義でもなく、
ちゃんと腑に落ちる伝え方をしてくれる。

ぐちゃぐちゃ書いてみたけど、結局言いたいことは
「めちゃくちゃハッピーになるから観て!!」
ってことです。
泣けるし笑えるしめちゃくちゃテンション上がるよ。
わたしももう1回、と言わず何回でも観たい……。


舞台  c.0  t.0

夏の生き物


JUGEMテーマ:ひとりごと




 



髪の毛をぱつんと切れば冬毛から夏毛に変わる生き物みたい



 



かんざしを買って浴衣も欲しくなる 夢がお金で買える日もある



 



ひとりきり靴を鳴らせば花道に見えてくるんだプラットホーム



 



まぶしくてきみが着ていたTシャツのポケットばかり思い出してる



 



花びらのように小さい袖ばかり着たい 何回でも笑いたい



 



撫でられているときだけは髪の毛が言うことをきくような気がする



 



手帳にはうまく書けない水面に光が跳ねるような日のこと



 



師走でもないのに走る毎日を勝負下着と服とで飾れ



 



針金のような髪でも照らされて天使の輪っかをふたつ作った



 



蒸し焼きになっているのが楽しくて毛布をしまわないまま夏へ



 



 



「美少女戦士セーラームーン展」は夢の国だった

JUGEMテーマ:ひとりごと

 

インターネットがさくさくつながることに感動しつつ更新しています。ありがてえ。

 

『精霊の守り人』展を満喫したあと、セーラームーン展へ。
なんだかもう、ただの夢の国だった。
最初のほうに撮影OKの展示があったのだけど、

昔のグッズ、VHS、フィギュア、変身アイテム、
とにかくわたしたちをときめかせ懐かしがらせてやまないものたちで溢れていた。

今でも実家にあるフィギュアにたぶん実家にあるVHS、きらきら輝くコンパクト!

 

表紙をかざるセーラーウラヌス=天王はるか様。うつくしい。
Nちゃん「結局、はるかさんって男なの? 女なの?」
わたし「さあ……」
Mちゃん「『性別:はるか』なのでは」

 

左からちびうさの変身コンパクト、セーラームーンR(アニメ2期)のコンパクト、
セーラームーン(アニメ1期)のコンパクト、星空のオルゴール、アニメ1期の変身ペン。
ちびうさのアイテムはどれもこれもかわいい。

 

変身ペンをモチーフにしたボールペン。全部欲しい……。
外部太陽系3戦士(ウラヌス・ネプチューン・サターン)のはリップロッドというらしい。

 

プレミアムバンダイによるPROPLICAスパイラルハートムーンロッド。

下からの照明のせいでうまく撮れなかったけど、本物はきらきらでまぶしかった。

わたし「これうちにあった! ボタン押したらぱんぱらぱーん♪っていうやつ!!」
N「それと全く同じことをMちゃんが1分前に言ったよ」
そうかー、でもわたしたちはセーラームーン世代だから仕方ないなー。
アニメOPの鐘の音が聞こえただけで会場全員が

(ムーンライト伝説が来る……!)と待機するのが分かるレベルだった。

あとはほぼ撮影NGだったけど、アニメのキャラデザ絵もセル画も原作者描き下ろしも
清川あさみコラボレーションもあって、本当に楽しかった!!
変身コンパクトが欲しいし、5戦士の通信機が欲しいし、

セーラームーンのロッドが欲しいのも当たり前だ、
だってわたしたちの体にはセーラームーンが流れているから!! と実感した展示でした。

 

 

 

雑記  c.0  t.0

「上橋菜穂子と『精霊の守り人』展」に行ってきた

JUGEMテーマ:ひとりごと

 

自宅のインターネット回線の調子が悪く、ずーっと更新できませんでした……。

投稿した瞬間に接続が切れてすべてが無に帰すあの悲しみよ。

 

さて、さかのぼること3か月(!?)前の5月3日、東京へ。
ずーっと楽しみにしていた「上橋菜穂子と『精霊の守り人』展」と

「美少女戦士セーラームーン展」、もう、もう、どっちも最高だった!!
最高すぎて5月3日を夢の国記念日と呼びたいくらい(元ネタ:サラダ記念日)。
長くなりそうなので『精霊の守り人』展編とセーラームーン展編に分けます。

 

まず大学時代の親友ふたりと久しぶりに会える、というところからすでに最高だった。
というわけで今回の登場人物(?)は以下の通りです。
わたし:『精霊の守り人』は原作の大ファン、ドラマは薄目で見る程度。
    セーラームーンは原作をなんとなく把握、

    旧アニメはがっつり、新アニメは絵だけ知ってる。
    あと2013年〜セーラームーンミュージカルのファン。
Nちゃん:『精霊の守り人』は原作未読、ドラマから入った。

     セーラームーンは旧アニメ視聴。
Mちゃん:『精霊の守り人』は原作ファン、ドラマ未視聴。

     セーラームーンは原作・旧アニメ把握。


待ち合わせてすぐ昼食を食べようとお店に入ったのだけど、

そこで最初にした話が近況報告でもなんでもなく
「われわれ(全員25歳)はアラサー世代に含まれるか否か」だったのが面白かった。
「アラサー=30歳直前」説を唱えるNちゃん、

「四捨五入したら30だからわれわれもアラサーでは」と反論するMちゃん。
「aroundという語の原義からすると30〜33くらいまで含まれるんじゃね」

と新説を投げ込んでしまうわたし。
ちなみに結論が出る前に次の話題に移ったので25歳がアラサーかどうかは分かりません。

「上橋菜穂子と『精霊の守り人』展」の会場、世田谷文学館の近くで待ち合わせをしたので
ご飯を食べながら自然と『精霊の守り人』のドラマの話になった。
ドラマ未視聴のMちゃんにわたしとNちゃんでキャストを教えると

「なんで?!」「どうして?!!」
と、ドラマ視聴前後のわたし(と同じく原作ファンの母)とまったく同じ反応が返ってきたので
「同志よ……」という気持ちになる。

Nちゃんは「え、そういう反応なの??」とびっくりしていた。そうなんだよ。


『精霊の守り人』展、原作ファンにはよだれが出そうなほどありがたい情報量と充実度だった。
作中の国の特徴をまとめた表、登場人物ひとりひとりに対する原作者コメント、
装丁や挿絵の原画、翻訳版の英文を決めるまでのメールでのやりとり、
原作者・上橋菜穂子先生の原稿やらフィールドワークの写真やら……。
「全部写真に撮りたい……許されるものなら……」

と呻いていたのはMちゃん(撮影NGだった)。
展示資料をほぼ網羅した図録を見つけて即お買い上げしたのはわたし(1500円也)。

金に物を言わせることができる社会人って素晴らしい。
個人的にめちゃくちゃ貴重だ! と思ったのは、上橋先生のイラスト。
『守り人』シリーズの解説本では"自画像"として上橋ウォンバット
(オーストラリアにいるほ乳類。上橋先生はアボリジニの研究を長年してきた)

が何度か登場して、かわいいなーと思っていたけれど、

登場人物や場面のイメージをスケッチしたものも展示されていた! とっても上手だった。

小説が面白くて講演も面白くて、そのうえ絵もうまいってなんなんだろう。神か。

そして会場ではドラマ化に関するインタビューの映像も流れていた。
「ドラマと原作では流れが大きく違うので、えーっと思われた方も多いと思う」
「でもドラマは原作のクローンである必要はない」
「ドラマを見た方が、原作と違うけどこっちもいいねと言ってくれたら」(要約)
とおっしゃる上橋先生を見て、

あれほどキャストに文句を言っていたわれわれは心の狭さを恥じた。
文章・話・絵のうまさの上に広い心を持ち合わせているとは……神だ……と
3人揃って上橋先生を崇める一行と化したのであった(セーラームーン展に続く)。

 

 

 

雑記  c.0  t.0

噂のキンプリ応援上映に行ってきた

JUGEMテーマ:ひとりごと

噂のキンプリ応援上映に行ってきたぞ!!
実はもうひと月も前のことなんですが、ブログに書かないままになっていました。
時間的余裕がなかったのも理由のひとつだけれど、それ以上に、
応援上映というものをどうにもうまく言語化できなくて!!
でも書かないままにしておくにはあまりにも楽しすぎて面白すぎる経験だったので、
とにかくわたしの感じたありのままを言葉にしてみます。
ネタバレもばんばん書いてしまうので、後半は一応追記にたたんでおきますね。

0. 応援上映に行った経緯と感想
0-1. キンプリという作品の存在+応援上映の存在を知る
きっかけはこの動画をツイッターで見たこと。
その頃によくタイムラインで「キンプリ」という単語を見かけて、
はてさていったいなんのことじゃろ、と思っていたのでした。
「声援OK!コスプレOK!アフレコOK!」
という文字列のインパクトもさることながら
(最初のふたつはともかくアフレコOKとは……? という気持ちになった)、
動画で見た応援上映が強烈で、がぜん興味が湧いた。
お客さんたちのテンションちょう高い。そして楽しそう。
わたしもサイリウム振りたい!! とわくわくした。
余談ですがわたしはアイドルのライブに参加して全力でサイリウムを振りまくり、
翌日おそろしい筋肉痛になるという流れを一度はやってみたいと思っています。

0-2. 応援上映に誘われる
サイリウム振りたい症候群のわたしも、
さすがにこの動画だけでは映画館に足を運ばなかったと思う。
タイトルに「by Pretty Rhythm」とありますが、
キンプリ(=KING OF PRISMの略)は女児向けアニメのスピンオフ的作品で、
わたしはそのアニメをタイトルしか知らなかったのです。
もっというとどうやらあのアニメの関連作品らしい、くらいの知識しかなかったので、
興味はあっても自分から観に行くにはちょっと……という感じ。
が、またしてもツイッターで
「金沢でキンプリ応援上映あるので一緒に行く人いませんか」
という募集ツイートを発見した。
しかもツイートしたのはこれまで何度も短歌のイベントでお会いしているお兄さん。
これは流れに乗るしかない、とリプライを飛ばし、晴れて応援上映参戦が決定した。
あれ、「誘われた」って書いたけど、こうしてみるとちょっと違う気がするぞ。

0-3. ざっくりした感想
前提知識がまるでないまま観たけど楽しかった!!
本当ならテレビシリーズ化して1クールかけてやるだろうなという内容を
1時間ちょっとに詰め込んでいるので、その疾走感と跳躍感ときたら!!
いやそうでなくてもすごいんですけどね!!
あとお客さんたちもいろいろとすごかった、
わたしはニコ動で言うところの「訓練された客」を初めて見ました、
そしてその実力を目の当たりにしましたよ……すごかった……
(圧倒的なものを目にすると語彙力を失う現象を体験しております)。

応援上映は好き嫌いが大きく分かれるイベントだし、
ふつう鑑賞2回目以降のお客さんが来るものだと思うのだけど、
わたしは初見が応援上映でとてもよかったなーと思います。
というのは、サイリウム振ったり声出したりするのがめちゃくちゃ楽しくて、
前提知識(というか設定)がなくても結構ついていけたから。
というかわたしはあの展開を1時間黙って耐えなければならないほうがつらい。
あと訓練された観客の皆さんを見ているのも楽しかった。あれは職人だ。
本編トレーラーがあることを今知ったところなので一応貼っておきます、が、
わたしの見たキンプリってこんなんだったっけ……(困惑)
こっちはキンプリ劇場版制作がサプライズ発表されたときの様子らしい。
そうだわたしの見たキンプリはこっちだ!!(違います)

 
映画  c.0  t.0

死にたいけれど死にたくない(岡野大嗣一首評)

JUGEMテーマ:ひとりごと

雑誌を立ち読みしていて死にたくなる日がある。
ページをめくってもめくっても、隣の雑誌をめくってもそのまた隣を見ても、
着たいコーディネートがひとつも見つからない。
それなのに誌面の女の人たちがみんな
にこにこ笑っていたり、飛び跳ねていたりするもんだから、
あーわたしがときめくものは世の中で決められた
「かわいいもの」「うつくしいもの」とは違うのだ、
わたしの欲しいときめきを誰も作ってくれないし
わたしがそれを作っても誰もときめいてくれないのだ……と思って絶望する。
そして絶望は果てしなく深まる。
これではわたしの幸せも世の中の「しあわせ」と違っているのだろう、
わたしがどんなに幸せでもきっと「ふしあわせな人」扱いされて
同情されたりあれこれ言われたりしなければならないのだ……
と思うとますます死にたくなる。

もうだめだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい/岡野大嗣

そういうときにこの短歌を口ずさむと
「あ、わたしそんなに死にたくなかったわ」と思い出す。
そうだ、今このときは死にたくてもまた生き返りたいくらいには死にたくないのだ。
いつか「ほとぼりは冷め」て、わたしも周りの人たちも
言ったこと言われたことを忘れてしまうのだ、と冷静になる。
それなら死にたくなんてないな、と思う。
個人的には「もうだめだ死にたい」と「そして」の間の一字空けが好き。
一時の「死にたい」テンションを遠くから眺めているような、
あるいはいったん死んだ後に「生き返りた」くなるまでの
時間差をあらわしているような感じがする。
いくらでも死にたくなっていいけどきっと死なないほうがいいんだな、
だってしたことやしなかったことはいつか忘れて/忘れられてしまうんだから。
そう思うために、この歌を何度も口ずさんでいる。
いろんな人たちのお守りになってほしい短歌です。


『文・堺雅人』を読んで堺雅人さんをとても好きになってしまったこと

JUGEMテーマ:ひとりごと

猛烈に堺雅人さんと話したい熱が高まっている。
堺雅人さん、とは、わざわざ注釈をつけなくてもいいかとは思うけれど、
現在『真田丸』で主演中のあの俳優さんのことである。
と書くと、どういうことだよ、いやいや無理だろ、と思われるかもしれない。
わたしには昔から、誰か(芸能人でも作家でもスポーツ選手でもなんでも)を
好きになると、その人を心の中に勝手に召喚していろいろ話しかけてしまう、
という一種の妄想癖がある。
今はその妄想が極端に高まっている状態であり、その結果、
ああもう生身の堺雅人に会っていろいろ話したい質問したい! と思っている。
我ながら気持ち悪い。できる限り淡々と書いてみたけれど気持ち悪い。

堺雅人ファンを「サカイスト」と呼んでいるブログを見たことがあるけれど、
これほどまでに高ぶっているわたしは、実はサカイストではない。
なんとなく好感を持ってはいるものの、彼のことに特別詳しいわけでもなく、
出演作を熱心にチェックしているわけでもない。
お酒にそれほど強くないことくらいは知っている。
酔っ払って何を言われてもにこにこ笑っているのを
バラエティー番組で見た、あれはかわいかった。

話が逸れた。
じゃあなんでそんなに堺雅人さんに対する熱が上がっているかと言うと、
買ったばかりの彼のエッセイ本『文・堺雅人』がとってもよかったからだ。
文章がとてもよい。よいと言うか好き!
シンプルできちんとしていて、一文がわりと長いのに読みやすい。
声に出して読みたくなる感じの読みやすさがある。
難しい言葉をつかわないけれど、仮名遣いにはこだわりがあるらしいと分かる
(「おこる」とか「おわってしまう」とか、わざわざひらがなにしてある)。
バラエティー番組で堺さんを見ていると、とても真面目でお話が上手で、
自分なりの静かなこだわりがありそうな人だなと感じるのだけれど、
その人となりが文章に表れているのだと思う。
54のエッセイひとつひとつに、漢字一字のタイトルがついている。
どこから読み始めても大丈夫な感じ。
わたしの今のところのお気に入りは「詩」と題された一編。
〈詩人にたいする興味はつきない〉という堺雅人さんの、
〈どうして女の子は、ある年頃になると詩を書きだすのか?〉
という疑問に、一応女の子のはしくれであるわたしなりの答えをお返ししたい。
ああ堺雅人と話してみたい!(冒頭に戻る)


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