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    みつる (06/14)

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「風立ちぬ」を見た/宮崎駿長編引退会見も見た

JUGEMテーマ:ひとりごと

キャラクター萌えと映像の美しさと精神的なところと全部にやられた。
宮崎駿監督の長編引退会見もあって、うわあーっていろんなこと考えたので、
とりあえず書いて上げてみます。ネタバレ注意。


+++

なにはともあれ二郎さんにときめき萌えたおした。あれは惚れる!!
しょっぱな寝てる二郎少年のまつげに美少年ー、って叫びたくなったあたりで
わたしはもうだめだと。二次元のまつげに萌えたの初めてだよ。
サバの骨の計算してる二郎さん。はい、って返事の仕方も毎回すごい好きだった。
あと牛ね!! 「でも牛は好きだ」って!! 「牛がいないね」って!! あの声!!
わたしが瀧本美織さん(彼女の菜穂子さんもめっちゃよかった)だったらアフレコしてて
庵野さんのことうっかり好きになっちゃったかもしれんと思うレベル。
余談ですが庵野さんのくたびれ具合ふわふわ具合がそもそもすごい好きです。
でも、惚れるけど、惚れるけど惚れたらめっちゃしんどいよ!!
くそっ!! くそっ!!(ばんばん)
あれはいい男だ、ってめっちゃ言われてるし、
実際一緒に働く分にはいい男なんだろうけど、だけど!!
もし自分のことを好きになってくれても、夢より自分を優先してはくれないよね、絶対。
それを受けとめきれる人じゃないとだめなんだなってすごい思った。
でもああいうタイプ大好きなんです。苦労するぜわたし。

他のキャストで言うと、カプローニさんの声の野村萬斎さん、最高でしたね。
あと黒川さんね!! わたし結婚するなら黒川さんがよいよ。
あるいは黒川さんの部下になりたいよ。
黒川さんがぴょこぴょこのしのし歩いてるのをずっと見てたい。


飛行機は美しくも呪われた夢だ、ってめちゃくちゃ素敵だなって思った。
そしてきっと真理だ。何かを好きになるってことはとても素敵でとても怖い。
夢を追いかけることはエゴで、誰かを好きになることもエゴ。
あなたをしあわせにしたい、って言ってもそれって要するに、
わたしと一緒にいてねその上であなたをしあわせにしたい、ってことだ。
しかもそのしあわせって、わたしの考えるあなたのしあわせ、だし。
それはどうしようもないよね。
分かっててその上で好きですしあわせにしたいって言わなきゃいけないなって、
前からぼんやり思っていたことを再確認した。

飛行機を好きな二郎さんを好きな菜穂子さん、が好きだ。好きで、うらやましい。
自分の好きな人が好きなことに没頭してるのをずっと横で見ていたい、
って気持ちすんごいよく分かる。仕事しながら片手つないでるシーンが大好きです。
あと結婚式のシーンね。着物の色がぶわっとくる瞬間。
「きて」、って言うあの声!! うわあああ(じたばた)

飛行機大好きな二郎さんは夢を絶対譲らない、たぶん結構なエゴイストなんですが、
菜穂子さんはそのエゴイストにエゴをぶつけ返せるんだよね。
好きな人にきれいなところだけ見てもらって去っていく、って結構、自分勝手だ。
二郎さんは死ぬまで見てあげたいって思ってたかもしれないのにね。
でも二郎さんといる時間を精一杯しあわせに、綺麗な思い出でいっぱいにしようとしてて、
それをやり切ったもう十分だ大丈夫だって思ったから行っちゃったんだよね。うらやましい。


映像のことを言うと、ポニョのときも思ったけど、
デフォルメされてる部分とリアルな部分が絶妙に混ざっててぐらぐらきた。
飛行機の夢とかその極みだ。固形みたいな煙とか、生きてるようなゴンドラとか。
あと、プロフェッショナルの宮崎駿特集?みたいな回を見てて、
絵コンテの風呂敷の持ち方が違う、絶対こんな持ち方しない、
って言ってたのが結構ぐさっときた。
わたしたちと体の感覚が全然違うんだなって。
そのへんの感覚がなくなってるのは仕方ないとしか言いようがないけど
(だってそれわたしたちの責任じゃないとしか)、すごいし、怖いね。


で、今日、宮崎駿さんの引退会見を見た(書き起こしも読んだ)。
見るたび思うけど、すごい人だなあって。
蓄積されてるものの幅が違う。深みが違う。
「風立ちぬ」にはこれこれこんな文学作品/映画の引用があるんだよ、っていうのを
いろんなレビュー読んだけど、ちゃんと読んだり見たりしたことある作品ひとつもなかった。
昔からあるものをちゃんとたくさん受け取ってて、
それだけじゃなく自分の中で噛んでほどいて作品に出せるって、すごいことだよね。
わたしの中はからっぽだ。
昔からあるものとかずっと言われ続けてることとか名作とかって、
時間が経って実はこれはウソでしたーって分かったこともあるとは思うけど、
でもやっぱり本当のことがあるから受け継がれてるんじゃないかなってずっと信じている。
その本当のことを、たくさん受け取ってきた人なんだなあ。宮崎駿さん。

風呂敷の話もそうなんだけど、宮崎駿さんを見てると
この先わたしは絶対こうはなれないなって当たり前のことを思う。
この先は退化していく一方なんじゃないかっていう焦りもある。
失われた感覚って、きっともう戻らないものだ。
風呂敷の持ち方とか、鉛筆で絵を描くやり方とか。
それでも「この世界は生きるに値する」んだよね。
わたしが今の仕事を選んだのって、
傍から見たら変なこととか自分の好きなこととかばっかりやってても、
結構なんとかなるよ楽しいよって自分より若い誰かに言いたい気持ちがあったからだ。
だから一生懸命やりますよ。生きねば。

映画  c.0  t.0

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