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  • 雪舟えまさんと『タラチネ・ドリーム・マイン』のお話
    みつる (06/14)

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『文・堺雅人』を読んで堺雅人さんをとても好きになってしまったこと

JUGEMテーマ:ひとりごと

猛烈に堺雅人さんと話したい熱が高まっている。
堺雅人さん、とは、わざわざ注釈をつけなくてもいいかとは思うけれど、
現在『真田丸』で主演中のあの俳優さんのことである。
と書くと、どういうことだよ、いやいや無理だろ、と思われるかもしれない。
わたしには昔から、誰か(芸能人でも作家でもスポーツ選手でもなんでも)を
好きになると、その人を心の中に勝手に召喚していろいろ話しかけてしまう、
という一種の妄想癖がある。
今はその妄想が極端に高まっている状態であり、その結果、
ああもう生身の堺雅人に会っていろいろ話したい質問したい! と思っている。
我ながら気持ち悪い。できる限り淡々と書いてみたけれど気持ち悪い。

堺雅人ファンを「サカイスト」と呼んでいるブログを見たことがあるけれど、
これほどまでに高ぶっているわたしは、実はサカイストではない。
なんとなく好感を持ってはいるものの、彼のことに特別詳しいわけでもなく、
出演作を熱心にチェックしているわけでもない。
お酒にそれほど強くないことくらいは知っている。
酔っ払って何を言われてもにこにこ笑っているのを
バラエティー番組で見た、あれはかわいかった。

話が逸れた。
じゃあなんでそんなに堺雅人さんに対する熱が上がっているかと言うと、
買ったばかりの彼のエッセイ本『文・堺雅人』がとってもよかったからだ。
文章がとてもよい。よいと言うか好き!
シンプルできちんとしていて、一文がわりと長いのに読みやすい。
声に出して読みたくなる感じの読みやすさがある。
難しい言葉をつかわないけれど、仮名遣いにはこだわりがあるらしいと分かる
(「おこる」とか「おわってしまう」とか、わざわざひらがなにしてある)。
バラエティー番組で堺さんを見ていると、とても真面目でお話が上手で、
自分なりの静かなこだわりがありそうな人だなと感じるのだけれど、
その人となりが文章に表れているのだと思う。
54のエッセイひとつひとつに、漢字一字のタイトルがついている。
どこから読み始めても大丈夫な感じ。
わたしの今のところのお気に入りは「詩」と題された一編。
〈詩人にたいする興味はつきない〉という堺雅人さんの、
〈どうして女の子は、ある年頃になると詩を書きだすのか?〉
という疑問に、一応女の子のはしくれであるわたしなりの答えをお返ししたい。
ああ堺雅人と話してみたい!(冒頭に戻る)


『あの娘にキスと白百合を』が大好きすぎる

JUGEMテーマ:ひとりごと

実家に帰るたびに弟の本棚から自分好みの漫画を発掘するのが
マイルールとなって久しいわたしですが(よく考えるまでもなく迷惑)、
また見つけました、大好きなやつ。
コミックアライブ『あの娘にキスと白百合を』。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%AE%E5%A8%98%E3%81%AB%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%81%A8%E7%99%BD%E7%99%BE%E5%90%88%E3%82%92-1-MF%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E7%BC%B6%E4%B9%83/dp/4040665562

もうもう、なんと言っても絵がむちゃくちゃかわいい。
女の子たちはもちろんだけど背景の星とか花とかの飛ばし方もちょう好き。
たまたまだけど最近読んだ『本屋さんのダイアナ』と同じくこちらもダブルヒロインで、
そのふたりの関係性もすごく好きだ。
品行方正容姿端麗根っからの優等生と見せかけて
実はそんな自分を維持するために努力を重ねる
ちょう負けず嫌いの女の子・白峰さんが、
いつも寝てて努力とは無縁ぽいのになんでもできて
自分にかるがる勝っちゃう女の子・黒沢さんに出会ってなぜか懐かれて、
面白くないのに大嫌いなのにどうしても意識しちゃうっていう、
天才と天才にコンプレックス持ってる秀才の組み合わせって
ときめきのかたまりすぎるよ!!
こんなやつ大嫌い、絶対負けたくない、から
かえってどうしようもなく意識しちゃって
何かの拍子にころっと好意に転んじゃう、みたいな展開も
好きすぎてつらい(頭を抱える)(まだそこまで行ってない)
白峰さんのいとこさんとその親友さんの絡みも好きだし、
周りでわいわいしてるモブっぽい女の子たちが
実はこんなことをしていたよ〜っていうのが
4コマで合間合間に入ってくるのもよい。楽しい。かわいい。

作者の缶乃さん、pixivに投稿もされていて、
本編のスピンオフみたいのも読めるのでこちらもおすすめです。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?id=100033&tag=%E3%81%82%E3%81%AE%E5%A8%98%E3%81%AB%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%81%A8%E7%99%BD%E7%99%BE%E5%90%88%E3%82%92

2巻はまだかなー。
カバー裏もかわいかったのでそのへんも楽しみです。わくわく。



『本屋さんのダイアナ』を読んだ

JUGEMテーマ:ひとりごと

柚木麻子『本屋さんのダイアナ』、とてもよかった。
http://www.shinchosha.co.jp/book/335531/

金髪DQNネームでヤンキーみたいだけど読書大好きなダイアナと、
黒髪で優等生でいかにもお嬢さまでやっぱり読書大好きな彩子ちゃんのお話。
ふたりが小学生から社会人/大学生になるまでいろいろあるのだけど、
親友に対する憧れや葛藤や、初潮を迎えたときのどうしようもなく嫌な感じ、
今いる場所から抜け出したいぐるぐる、そういうのがしっかり書かれてて、どっしりくる。

ぐっとくるところはいろいろあったのだけど、これだ!! と一番最初に思ったのは
小学校高学年になって胸が大きくなったり生理が来たりする時期、
彩子ちゃんが同級生の男子を注意したら逆に体のことをからかわれて
思わず逃げ出してしまい、なんでわたしが恥ずかしいと思わなきゃいけないの!!
って隠れて涙をこらえているところだった。
わたし自身、第二次性徴期の体がどんどん変わっていく感じがすごく嫌で、
それはきちんとしたブラジャーをつけ始めたとかつけてないとかを
周りの女子たち自身がちょっとした揶揄のネタにしているような雰囲気のせいもあって。
生理なんて来なくていい大人の身体になんてなりたくないってずっと思っていた。
胸が大きくなっただけでなんでからかわれなきゃいけないんだろう、
なんで生理のことを表立って口にしたらいけないんだろう、
そのときのどんよりした気持ちを書いてくれてるだけでもう大勝利だ。
他にも、親との関係性だったり、女だというだけで無遠慮に値踏みされることだったり
(今書いたエピソードとかまさにそれだし、社会人になってからも、
というか社会人になってからのほうが無限にあるなって思うし)、
日頃からもやもやしててでもうまく処理できてないことをきちんと書いてくれている。
楽しくやってるように見せかける努力ってあるし、
楽しくやってるんだって思わないと自分が救われないんだよね、そうだよね、とか。

作中にたくさん本が出てくるのも好き。
女子のトラウマというか苦い経験を結構えぐってくる一方で、
主人公ふたりが場面場面で読む、思い出す、
たくさんの本の世界が希望をくれるような感じがする。
きっと柚木麻子さん自身が子供の頃から本好きだったんだろうなあ。
帯で紹介されていた『赤毛のアン』はもちろんだけど
(作中で引用される村岡花子さんの訳者あとがきがすごく好き)、
他にもいろいろ。わたしも森茉莉さん好きです、と言いたくなった。
あと作中に出てきたラクロ『危険な関係』、
漫画と宝塚版でしか知らないのでちゃんと読みたくなったよ。
あらすじは知っているので書評を読んでも
ぜんぜんネタバレじゃないのがちょっと得した気分。
セシルや貴婦人を誘惑するプレイボーイ・ヴァルモンの台詞が面白すぎるので
リンク貼っておきます(ネタバレ注意)。
http://www.syugo.com/3rd/germinal/review/0023.html

うーん、読んでてものすごく彩子ちゃんに感情移入してしまった。
ダイアナはダイアナでもちろん好きなんだけど、
自分のトラウマにぐさぐさ刺さるのは彩子ちゃんのほうだ。
というか今書いてるのもほとんど彩子ちゃんのエピソードばっかり! びっくり!
自分の育った環境と似ているところが多いからかな、
「彩子」じゃなく「彩子ちゃん」って呼びたくなってしまう。
小学校のときから優等生で恵まれた家庭に育って、
でも実はそんな自分に結構な劣等感があって。
恵まれていることへの罪悪感、あるいはこのまま安全なところにいたら
成長できない、変われないっていう危機感かもしれないね。
自分の殻を破りたい破りたいって思ってるのにどうにも抜け出しきれない、
ずっと優等生やってきたけどいっそ一度や二度くらい黒歴史(※語弊)を生産したい、
じゃないと人間としてものすごくつまらない、浅いままで
一生を終わっちゃうんじゃないか……っていうのすごく分かる。
もうこういうところに生まれたんだから生まれた環境をがんがん使ってやるぜ!
って思い切れたらいいんだけど、それがなかなかできなくて、
頑張ってでも空回って痛い目にあう。痛々しい、けど大好きだ。

本屋さんの、と銘打ちながら、読書好きじゃない人にもぜんぜん他人事じゃない。
すべての女子を肯定する、っていう帯がついていたけど、確かにその通りだった。
今の自分がオールオッケー、じゃないけど、今の自分は今の自分でいいし、
そう思ったら物事って意外と動かせるところがあるような気がしてくるよ。
「ガールズ・ビー・アンビシャス」。頑張ろう。



雪舟えまさんと『タラチネ・ドリーム・マイン』のお話

JUGEMテーマ:ひとりごと

雪舟えまさんを初めて見たのはわたしが大学2年のときの文学フリマだったと思う。
雪舟さんが歌集『たんぽるぽる』を出した頃ではなかったか。
その日の雪舟さんは確か明るい黄色のロングスカートを穿いていて、
サインをもらいに行ったわたしをにこにこ迎えてくれて、
ああたんぽぽみたいな人だなあとぼんやり思ったのだった。

雪舟えまという名前を知ったのはもっと前のこと。


逢うたびにヘレンケラーに[energy]を教えるごとく抱きしめるひと

真昼のような青い夜空だ あのひとにそうだなおっぱいをあげたいな


最初らへんに読んだのが上に挙げた短歌だったと思う。
ファンタジーみたいにふわふわきらきらしているのに
ファンタジーとは言い切れないリアリティがあるというか、
この人は本当にこう思って生きているんだという感触があって
すごいと思った。

雪舟さんは別次元につながるチャンネルを持っているみたいで、
雪舟さんの短歌を読んでいるあいだは
そっちの次元を覗き見できるような気持ちになる。
何回もときめきポイントを直撃されて、はうっ! ってなる。

『タラチネ・ドリーム・マイン』でもそんな体験をした。
1冊で12の宇宙をめぐる短編集。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4891949783-1.html

もう、1行読むたびにときめいたと言ってもいいくらい。
出てくる人たちの名前からしてものすごい素敵。
「モンツンラとクロージョライ」のふたりの自己紹介とか悶絶ものですよ。
読んで悶絶してほしいので詳しくは書かないけれど。

あと個人的にとっても好きなのは「電」に出てくる電姫。
イケメンです。もしくはハンサムウーマン。
とにかくかっこいいと思う。頭がよくて、柔軟で、すんごく好感の持てる女の子。
「さおるとゆはり」も大好き。
最後のさおるちゃん(なんとなく「ちゃん」づけしたい)のモノローグ、
読んでて泣きそうだった。

そういえば読みながら思ったのだけれど、
この12の短編はそれぞれ黄道十二星座に対応しているんだろうか。
だとしたらわたしの星座はどの短編にあたるのか。
自分の好きなお話と、自分の星座が一致してたらラッキー、
と勝手に思っています。



くちびるに歌を

JUGEMテーマ:ひとりごと

『くちびるに歌を』という本を買いました。

五島列島にある中学校の合唱部が舞台になっています。
ブラスバンドやオーケストラを題材にした作品はあっても
合唱部を扱った作品はなかなか見かけないので、
「合唱版『スウィングガールズ』作ってくれる人はおらんか……」
と一時期愚痴り倒していた合唱団員としては
それだけでとても嬉しい本。
本棚がぱんぱんなのと読む時間が少ないのとで
買うのをためらっていたのですが、ついにゲットしました。
帰りの電車で全部読みました。
(読む時間ないんじゃなかったんかい、というツッコミはなしで)

すごく、どきどきした。
男子と女子がばっきり分かれてぎゃーぎゃーやってる構図とか、
練習後にみんなで好き勝手歌ってるあの感じとか、
本番の空気感とか、
ああこれ知ってる! って言いたくなる。

課題曲が「手紙」ってことはわたしが高校3年のときじゃん!
ていうか信長先生が(名前だけ)登場していらっしゃる!
しかもこの曲はあの……!
みたいな合唱団員的ときめきポイントを抜きにして、
いっぱい、良いどきどきがありました。

高校の合唱部。
最近は就活で練習を休んでばかりの合唱団。
面倒事も辞めたくなることもたくさんあったけど辞めなかったのは、
みんなで歌いきった後にしか味わえない、
あの何とも言えない嬉しさがあったからなんだなあ、
と、今まで何度も思ったことを改めて思いました。


髪の毛もまっすぐ伸びていくみたい いい声で歌えてるときには
(黒井いづみ)


以前ついったーで投稿した短歌。
こんな感じでまた歌いたいです。


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